秋日好のお気に入りの歌一覧
みなま
手を繋ぎ現れた子とその彼女堂々としてはにかんでいて
12
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みん
すまし顔していらっしゃるこの人も夜には密の顔になるのか
5
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舞
夏の夜の妻の寝顔の乱れ髪寝るや挑むやまず水飲みて
2
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みなま
サイダーの炭酸きつい気がすればきっと何かに傷ついている
18
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みやこうまし
雨止みて京の送り火大文字赤々と燃え涙を払う
16
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詠み人知らず
淡々とクルクル回る扇風機その律儀さに守られている
16
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詠み人知らず
うたかたのまぼろし見つやサイダーの泡立だしくも過ぎし夏恋
10
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紫草
百日紅の花の垂りや本心は口にするなとわれに諭せり
27
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みやこうまし
秋近し道辺に蝉のむくろ散り小叢に虫のすだき始めぬ
14
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片井俊二
蝉時雨、寺の階段登り来る幼き子らの声に負けじと
7
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紹益
国鉄の 特急列車に 乗り込んで 昭和の街へ 帰省する夜
16
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速魚
白い指先にほんのり紅のせて女人のつもりの新生姜
13
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栞
黒板の数式消して青空に向かって飛ばすチョークの白い粉
7
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夢士
家の裏にほったらかしの茗荷の芽酢漬けの味のみょうに納得
13
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みやこうまし
生き死にけじめはあらじ気が付けばあの世から此の世を覗いているよ
17
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夏恋
仄暗い回送列車のあちこちにご帰宅中のご先祖を見る
22
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すばる
深海に沈んだ恋は見つからず微かにざわめくさざ波一つ
18
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詠伝
十六夜を浴びて尖りゆく爪をやはらかなる彼の峰に突き立て
11
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へし切
お互いに意味の異なる記念日を集ふ悲しみ終わらぬ戦
24
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へし切
ゆく夏の陽射しやわらぐ風の中名残り惜しむか秋茜とぶ
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