秋日好のお気に入りの歌一覧
すばる
お揃いのキーホルダーを外せないそこにあるのに手が届かない
16
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詠伝
かつてこの腕に残した傷のように私はここからいなくならない
16
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詠伝
病院へ行くためだけの休みなら欲しくないから海へいこうか
11
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すばる
遠方の友より見舞いの電話あり 離れていても届く優しさ
18
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へし切
山迫る狭き所に造成地過去の災害生きぬ防災
14
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へし切
百日紅赤き炎と咲き盛るお参り絶へた墓地の片隅
21
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南美帆
賭けている痩せ我慢かも君からの誘ってくれる夜が来るのを
4
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南美帆
もうきっと愛されてない朝顔は未練がましく残暑にも咲く
11
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紫苑
あふのけに落ち蝉の曳かれゆく無言いくさの終のかくもあらなむ
15
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あかる
波の先きみ待つならばワニの背を我も渡ろうウサギとなりて
8
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みやこうまし
木暗れ道夏が深まりうら悲し 蝉の骸を避け避け通る
18
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みやこうまし
百日紅薄紅色に萌える空 つくつくぼうしの鳴く声渡る
23
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みん
タブレット弄る手元を盗み見る しなやかそうな男性の指
7
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みなま
なんというやわらかさだろう宵の雨線香花火を湿気らすような
22
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栞
奥様と呼ばれ 京都の料亭で一夜限りのきみの妻となる
9
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あまおう
盆過ぎて二十世紀の酸っぱさに 静かに響く 其は蝉時雨
17
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みなま
蟲なれど掌にあまるオニヤンマ息する腹に命ともれり
12
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ppm
賛成の責任とらぬ放射能反対しても我に降り来る
8
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からしニコフ
手折らずに眺むる気持ちに名をつけて言い聞かせてる「恋ではない」と
13
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夢士
引き潮のごとく子ら去り静寂の居間のテレビの音の大なり
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