詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
エネルギー 振り回された盛衰に 帰還もできぬ軍艦の島
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inosann
やるかたなし夫婦の口論に現れし久しぶりに見るこもる子の顔
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コーヤ
春感じ一番のりで咲みた梅静かに舞いて散り始めたり
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絮谷新
温室に蜜の甘きの滿つるころ白鶺鴒の羽根の降り積む
24
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矢車菊
永遠の日と名づけをり三月のぬるき花の香 十三日を
22
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千映
故郷のドブ川綺麗に整備され河津桜の名所に驚く
14
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矢車菊
置いてきたものよりきっと忘れきたものがほんとは多い気がする
18
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夢士
朧月頬に冷たき風ながる樒かほりて待つ春近し
17
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ながさき
愚かなる 民を育てる 政策に 抵抗しうる かしこい国に
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まあさ
ごめんなさい舐めていました タブレットへ頭を下げた満月の夜
18
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inosann
交わらぬ二本の糸か父と子のかわす言葉なく今日も過ぎ行く
21
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秋日好
畑に出て苗を植えれば春の陽が心支えてくれるというのに
18
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秋日好
人の顔ぼうっと見てるその奥で頭は高速回転してる
16
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秋日好
ドガの絵の踊り子たちに緋の紗かけ透かしたような椿の花々
29
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石川順一
少年が完走賞を破り捨て我が傍らを走り過ぎ行く
16
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石川順一
電器店跡地に軍手二つ落ち記憶の襞を弄り始む
12
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石川順一
薄曇り薄日の差せば養老の山で句作をして居る所
17
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灰色猫
少年の瞳が恋した渚へと野性の残り火探しに行こう
14
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灰色猫
翠緑な森を抱きし陸奥国や都を離れ樹の理を聴く
22
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灰色猫
古の太陽神を崇めたる少年のごと太陽を浴ぶ
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