虹雲のお気に入りの歌一覧
羽
夢をみる頃は過ぎても薔薇の香のハンドクリームやわらかに塗る
21
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悠々
ありがとうあなたの記憶に今日もまた生きる力を受け取りました
16
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falcon
白き手に「ライ麦畑・・・」の本かかへ君走り来し鈴懸の道
11
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悠々
死を見つめ生を見つめて其の先に在るものを見よ明らかに観よ
15
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紫苑
李白にも薔薇の詩ありとひとのいふ月月粉のまろきももいろ
9
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詠み人知らず
白子焼く匂いが居間まで届いたら父のお酒は陽気になるだろう
5
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リンダ
ジャムにした金柑しずむ生姜湯を父母と揃ってふうふうと飲む
15
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悠々
ひとこふはかなしきものといにしへの歌ぞ遺れるわれもかなしき
13
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浅草大将
夕闇に貨物列車が消えてゆく足取り重くただだんだんと
6
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詠み人知らず
夜明け前三十分の空が好きさまざまな青広がるパレット
2
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メガネ
頬を刺す風も冷たき帰路に祖母を思ひて月あかり見ゆ
22
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螢子
明日受ける試験に備え「うかっ茶う」お茶を買いたり、お茶頼みする
7
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螢子
うえの名で貴方が呼ぶたび哀しくてそうね二人他人だったね
3
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恣翁
床の間の 南天插せる 青磁瓶 さのみ明るく 年あらたまる
27
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浅草大将
あの頃のように夜明けの街へ出て見損ねた夢探して来よう
8
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詠み人知らず
ああここで散った希望もあるのだろう鉄の棘は芽吹きはしない
8
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山桃
ひとり来て木の下闇の淡雪に藪柑子の実赤き元旦
6
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きりあ
大晦日母と作った豚の角煮元日の日に父と食べてる
4
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卯月
真夜中の新生児室で泣き出した吾が子の声にひとり聞き入る
16
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悠々
千里往き千里を還る虎に乘りわれも一期の夢を果たさん
16
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