備前 大輔のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
葉を枯らし凛々しく花咲く夏水仙寂しからずや行く夏惜しむ
1
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詠み人知らず
秋雨の 雲の絶え間の 鳥鳴く声悲しからずや 灰青の空
3
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浅草大将
ゆくてには命つくしの道もがなもじの関戸のけふ開かれて
14
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只野ハル
小さいもの弱いもの片隅に生きるもの僕もそうかと思う
3
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恣翁
蝋燭の火影は 二人の絡み合ふ痴戯に 妖しく揺らめけるかも
19
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恣翁
石垣を伝ひて遊ぶ磯蟹に 「生きたし」と 君独り言ちけり
58
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芳立
義理いいね義理足あとに疲れたらその身ひとつで今宵おいでよ
6
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浅草大将
葉は枯れよ花も散るべし葡萄の木世にひと房の実り残せば
17
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聴雨
床に伏す母のたゆげな眼差しに時へて触るる指の冷たき
3
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辻千穂
月火水木金土日日曜に蝉は死ぬのとさっちゃんは言う
3
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辻千穂
満開の桜の下をくぐり抜け地面に手話を映して歩く
1
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恣翁
月澄みて 裸身で立てる足下の砂 水底に白く光れり
34
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只野ハル
オキザリス抜けば細い根の先の球根残り芽吹く雨上がり
3
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横雲
転寝の夢に目覚むや虫の闇恨み葛の葉恋ひ尋ねなむ
3
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河のほとり
入日さす峰の雲にぞ憧るる嵐をいたみやがて消ゆとも
10
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遠井 海
白梅を見上げ「きれい」とつぶやく子 この日常が続きますように
21
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遠井 海
福豆のくず散る部屋に小鬼らが静かに眠る立春の明け
57
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紫苑
遠野原さまよう素足ふむ霜に伏す我もまた樹骸とならむ
5
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芳立
双腕にかき抱かれずちひろなる山に昔より生ひ立てる樹は
6
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芳立
あめつちのさかひに霞む上野の山かげいまぞ青くせまれる
7
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