ななかまどのお気に入りの歌一覧
灰色猫
本としてあなたの指を待ってます眠ることなく夜の車庫にて
19
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翠燕
澄み渡り 雲一つなき 青空の 晴れゆく心 富士の山見て
12
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滝川昌之
キュッキュッと湯垢落としたバスタブを確かめながら待つ子の帰省
18
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詠み人知らず
地下街を出でて仰げる秋の空 箒で掃けり水彩の雲
15
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詠み人知らず
吉備路ゆく一番列車のあいさつを秋風がそっと届けてくれる
17
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詠み人知らず
秋深み障子に影の木の葉搖る夕暮れ侘し想ひに耽(ふけ)り
18
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滝川昌之
まだ夜気を残す出窓に細りゆく明けの虫の音 秋を深めて
17
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夢士
久々に握るハンドル秋うらら大利根越えて筑波やま見ゆ
13
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横井 信
葉先からそっと色づく街路樹を大きく揺する風のいたずら
12
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へし切
夕しぐれ吹く風さむき桜葉のうつろふ色ぞ秋を知りける
14
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うすべに
ふるさとの宮跡わたる秋の風 靡くすすきのくれる魂振り
9
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萱斎院
奥山のむぐらの宿の柴の戸の 世もふりぬれば花ぞうつろふ
8
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恣翁
風吹きて 跫音消すに 世を拗ねし成れの果てなる心地こそすれ
12
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灰色猫
五秒間たった五秒でアフリカの子供がひとり今も絶えゆく
16
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夢士
雨上がり何処ともなくあかね群れ弧描き居て向かふ大空
13
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うすべに
傾いた秋の陽ざしのひまわりの 稲穂にならいこうべを垂れる
12
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恣翁
影黒き杜ゆ 追いかけ響く鐘 時告げ やがて余韻尽きけり
14
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翠燕
自我に問ふ 答へ出ずとも 何度でも 長きの恋の 前途は雲路
13
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横井 信
秋色の風は涼しく吹き抜けてほどろに濡れた歩道を歩く
13
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詠み人知らず
秋風にやさしく揺れててっせんの季節はずれの蔓葉黄緑
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