悠々のお気に入りの歌一覧
紫苑
蒼穹を切り鳶の音ながく尾を曳きぬ汝に地上の栖はありや
8
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羽
「ねこふんじゃつぶれちゃうからふまないで」チビ猫うたう金の草原
23
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でんでんむし
指先を切ったと思い じっと見る 赤い血滲むまでの沈黙
8
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でんでんむし
あの人を思い出すから避けていた町を歩ける日の心地よさ
2
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でんでんむし
ラブレターと遺書は書いてみただけで少し落ち着く。意味はないけど。
4
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でんでんむし
涙腺がゆるい貴女を見ていつも僕は自分の汚さを知る
4
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海月琉珠
詠み過ぎず 詠まなさ過ぎずがいいみたい 三十一文字とわたしの温度
2
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螢子
我儘で可愛げのなき我なれど君思ふこころ乙女の如し
5
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紫苑
目を瞑り口開きしにその声を髮吹き乱す風の攫ひぬ
4
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螢子
古希迎へ全てを零に戻すと言ふ恩師の旅立ちそっと見送る
4
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虹雲
君のいる窓辺見上げた自転車は翼得ぬままいずこに朽ちしか
3
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螢子
山の中家建てるための道なれど獣道となり里に下り来る
6
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浅草大将
遠白き富士の高嶺と仰ぎしが越ゆるいただきいや有難し
5
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紫苑
北向きの窓うつ雨に愛もなく憎しみもなきゐたみを思ふ
8
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海月琉珠
ラスボスの手前でデータセーブしたゲームソフトは売ったらクリア
4
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紫苑
蔦朱きチャペルに座せば若さゆえ直ぐなりし日の帰らぬと知る
7
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紫苑
小五郎のいずこに潜む仄暗き土蔵の隅にシガーの灯見ゆ
8
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庭鳥
背景としてではなくて存在を言葉でくれた日に恋したの
10
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海月琉珠
八十で空に還つた爺ちやんの骨の白さに憧れてゐる
10
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海月琉珠
しあわせな歌を詠えぬ私には必要かもね 酷い男が
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