ななかまどのお気に入りの歌一覧
へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
20
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夢士
冬浅し煌と照る月柿落ち葉かさこそ急ぐ夕餉待つ庵
15
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横井 信
秋の日の雨のあがった朝なのにぼやけて見える薬の袋
6
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灰色猫
肉体の吸って吐いてが続くたび消費されゆく天命がある
13
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灰色猫
弘法も筆を誤ることもある刺身にソースかけちゃいました
14
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夢士
枯尾花揺れる穂先の月白し夕陽背に受く残る秋の日
14
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恣翁
行く秋の 曇れる午後は 輪郭の消えて 色彩ばかり目立てり
16
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へし切
夕暮れの風は冷たき村時雨 過ぎゆく空の月はさやかに
18
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横井 信
コーヒーの湯気のやさしい霜月に雨の降り出す朝のひと時
11
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灰色猫
ナイフとか似合いやしない君だから平和な朝のバターナイフを
15
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灰色猫
引き際がわからないから押してみた引いたら開く扉を押した
18
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村木美月
ベランダであの夜凍えた魂をたまに解凍してみて泣くの
14
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村木美月
花びらのやうにすり拔け微笑ふひと柔らかき棘われに殘して
14
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横井 信
川越しに遠くに霞む病棟を染める朝陽を今日も見ている
11
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灰色猫
シルバーの無骨な指輪はめたまま優しく豆腐を切り分ける君
12
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秋日好
挨拶をこのまま一生しないかと暗澹とする秋の旱魃
10
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滝川昌之
元年を含めてすべて一並び今年は一本多いポッキー
11
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滝川昌之
筆と成りキセルと成って生き生きと噺家の手に踊る扇子よ
21
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秋日好
ドからミに届く指先持つ君は観念してほら皇帝弾いて
13
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滝川昌之
秘密基地 空き地の土管で見た夕陽 頬染める友 永遠(とわ)とした頃
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