石川順一のお気に入りの歌一覧
まあさ
梅雨晴れ間 福博の街 一斉に 十四の「飾り山」そびえ立つ
22
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中野美雄
しののめのしのび音になく田雲雀にほのか耀ふ蛍袋は
11
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舞
とし経ればひと免れぬ老い病手を取り合いて妻と歩める
5
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律月
枳食む 舞蝶のからだのちいささにむかしのわたしを 透かし見る母
5
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律月
猫鳴きて にやあと應へる姉の目に遠い日の無邪氣 微かに搖れる
7
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律月
母 眠るわたしの横に腰かけ何を想ふか 泪なりけり
8
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滝川昌之
笹の葉に短冊結びささやかに 母さんパンダの子育て応援
19
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秋日好
枷が痛み憂鬱な身で逃れ行く草葉にもんどり重り転がる
14
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ながさき
「祈り」とは 湿れる木より 火を出し 乾ける砂より 水を儲けむ
20
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紫草
オニキスの黒い光を胸に下げ別れのことばを口にしました
21
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片井俊二
はつ夏の木洩れ日を背に躍らせて何を奏でる二匹のアゲハ
11
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関山里桜
瓶詰めの飴のごと我をときめかす予定もなきに文月来る
6
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コタロー
「すつきり」と引退したるひふみんに後輩棋士が花束捧ぐ
8
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おちふう
地獄から翠の炎握りしめ這い上がったら鬼に敵なし
5
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kingface
灯りなく静か流るる堀川の水面に映るほたる賞でたし
5
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コタロー
雉一羽優雅に芝を歩きけり十二單を纏つた如く
9
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コタロー
雨上がり葉つぱの上の水の玉草間彌生は如何に描きし
6
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千葉 甫
眼が合って一目散に夜の壁を逃げ去る私を見ていた守宮
6
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kingface
三十路なる娘のひとり住みたしとまに言ひしかばこころ騒ぎぬ
6
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関山里桜
幼き日暮らした街へ未だ見ぬ故郷へ帰る日帰りの旅
6
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