住川幸のお気に入りの歌一覧
五穀米
恋しいと思わぬわけではあらねどもたまたま男と女でありし
4
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詠み人知らず
初夏の夜見知らぬ花の甘く濃い香り漂う四つ角が怖い
4
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おおしまゆきこ
くたびれたプリマがパニエを脱ぐようにバサリと落ちる芍薬の花
32
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裕二
あさがおのみずで染められしごとき朝の世界を歩いていたり
4
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蓮見☆
澄みわたる空と溶けあうありがとの降らせた雨でまた吹き返す
9
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蓮見☆
嘲笑うように伸びてく線量の高き無人の激しき緑
10
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梅高尾
御仏に叱られに行く朝の道業深き身に足取り重く
6
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もやし
吸い殻にきつく歯型残して行く君の真面目なんだか疳性なんだか
4
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詠み人知らず
夕立が語尾をかき消しそうだから 形容動詞一語で言うね
6
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あまおう
ひたひたと絡むきみの指先に触れられている心地で夜風
18
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みなま
今頃は三途のかわのほとりにてめつちや噐用に石積みをるか
33
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もぉりもり
太陽が渦巻いている夜だから ヴァン・ゴッホきみに耳を造った
4
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詠み人知らず
尾道の坂は急いで登らずに 不思議な猫を探してみよう
23
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紫苑
すりきれた真昼の月に盗み見る少女の今とかつてが溶ける
14
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おおしまゆきこ
うらうらとのどけき春に背を向けて結露滴る北側の窓
13
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横雲
春暮るる今朝の寒さに驚きてはかなき夢の病みて埒なし
6
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恣翁
春の日は遅く 空しく座れるに 愁ひを帯びて 空暮れ難し
19
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紫草
するすると伸びて滴る蜜の糸午後の卓上に寂しい林檎
23
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安芸
たまにある遠近感が狂う夜雲が遠くて星が近くて
1
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やんや
眼窟に夢と希望を詰め込んで生まれた日から前が見えない
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