コタローのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
鮮やかな濃紺の色漬け茄子の 退院の舌に箸よくすすむ
11
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恣翁
引き潮の泥底の黒 泡沫と臭気を発し 陽に輝けり
14
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寝惚亭奥地新吾
長雨にヒマワリの花見上げつつ眺め暮らせり気晴らしは無し
3
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寝惚亭奥地新吾
クマゼミの大合唱は始まりぬ気象庁より早き梅雨明け
4
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寝惚亭奥地新吾
梅雨明けて十日の晴れの猛暑日に日影に憩い風を味わう
3
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寝惚亭奥地新吾
猛暑日のテニスレッスンラリーして五分続かず水分補給
4
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寝惚亭奥地新吾
夏の夜の人恋しきに堪えずして街を歩けば深まる一人
5
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寝惚亭奥地新吾
夏至祭を祝う習俗なけれども暮れなずむ宵酒を楽しむ
10
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鰹鯨
雨はまた僕の地面を流してく星も見えない 君に会いたい
6
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鰹鯨
オフィシャルとプライベートとビジネスを使い続けて多重人格
5
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鰹鯨
つまらない夏とその他を混ぜ合わせ食べて残ったパプリカと君
3
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松本直哉
搭乗者名簿のなまへカタカナによみあげられて熱帯夜更く
9
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松本直哉
ゆふぞらにはつかに見えし半月のおぼつかなくも思ふころかな
5
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秋日好
五十八誕生日の来る君の背にここまできたねと微笑みかけて
15
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秋日好
ビニールの洋箪笥なか手を入れて魔法のように胡瓜取り出す
9
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舞
ひと替わり街変わりゆくふるさとに鈴虫のなく盂蘭盆会かな
9
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蔓葵
秋風にまよひこし路をながむればただうたたねの夢のまくら木
15
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つばす
娘から「食料送れ」とSOS 「水で我慢しろ」なんて言えぬ父
3
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横井 信
夏の夜の風に呼ばれてコウモリは輝きを増す月影に舞う
7
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横井 信
故郷の夜道を照らす月光にまばらに揺れる白百合の花
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