石川順一のお気に入りの歌一覧
灰色猫
燃えているオレンジ色の夕焼けに影となりゆくサバンナの象
16
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灰色猫
その碧の輝く石を透かしみる胸苦しいほど海に焦がれて
20
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灰色猫
まだ死ねず血の赤をみる染まりゆく手首を切った湯船のなかで
15
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灰色猫
花嫁の涙を隠す白無垢は多くの別れの色なのですね
14
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中野美雄
生も死もわがよに結ぶ露の色と知れども直に涙は流る
10
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源家末裔
夏の日は冬が良いと云ふなれど冬の日には夏良いと云ふ
11
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中野美雄
父とつくりし庭に帰らむといたみにたへ放射線治療に励みたまふ母は
12
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び わ
葭簀(よしず)はり家内汗かき陽を防ぐ亭主の為とそれのみ願い
5
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恣翁
針の束の 辺りを カチカチ鳴らすがに降り注ぎける 陽の光かな
17
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舞
我を生む歳を数えつ行く年の早きを語る老う我母も
9
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源家末裔
千早振る神を感じる山川の音聞こゆるは吉報の印
7
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奏音
寂しさを感じないまま眠る夜を「幸せ」とまた人は云ふらむ
5
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新座の迷い人
我が気力 急に落ちだし 暑さ負け 頑張り今日も 妻の介助に
10
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inosann
報道もさることながら私的にも心がけてる両論併記
19
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安井シンゴ
濁らずに「ふく」と呼びたる下関違和感覚えつ土産選びて
9
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まあさ
平静を 装い夫を 外来へ 送り出す朝 聞く蝉の声
24
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己利善慮鬼
君の影が君の心が君の息が残るかとする七月の風
4
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己利善慮鬼
夏の日を焼くも青垣水切れて蜉蝣の空に追いかける影
4
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あゆか
「開始から十年間は多作だよ」うたのわを読み 詠み続けよう
10
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夕夏
ゆでたまごたべるがごとくみずなすにしおふりたべるあじがしゅんなり
4
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