石川順一のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
祕すおもひあふる眞白き大輪の花ひらく夜を冴ゆる望月
8
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吉野 鮎
匂ひたちひと夜さく花月待ちて清しきおとに眞白をひらく
9
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夕夏
やるせないおもいでうたをつづってはむなしくすぎるときののこりが
8
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夕夏
でじたるかうそもまこともそのままにとじこめられたじょうほうのうず
3
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さへき さうじん
磁気カード読み取り不良にならぬよう自己管理せよと責任逃る
3
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灰色猫
かなへびの青き尻尾が千切っては動くの楽し命も知らず
14
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灰色猫
もう二度と開きはしまいと凍てついた扉をあける貴女の涙は
11
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灰色猫
鎮魂に心が嘆く時もある苦しんだのは一人ではない
15
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灰色猫
朝顔に水を与える少女からたくさん夏がこぼれています
21
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灰色猫
高齢のレジのバイトのおっちゃんは若い子よりも笑顔で優しい
20
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己利善慮鬼
楫を絶えて蒼ばかりなる線上の帆影に吹けや燃える潮風
4
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己利善慮鬼
あの春に君が笑ってくれたから今日も私は眠れない夜
3
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び わ
青き月一人彷徨い影たどるあのときの歌きえてはうかび
4
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中野美雄
しののめのしおなり響動むきりぎしに海猫まふこゑのひらく朝の戸
6
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中野美雄
朝影に開く鉄線むらさきの枯れぬと嘆きゐたるこの花
7
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恣翁
単調な 座敷に届く蝉の音に倦みて 午睡に 何時か落ちぬる
22
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黒檀
行きずりの男がくれた紙切れは片道切符の桃源郷
5
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inosann
四、五センチあろうかと思う蔦の根の切りし口より水がしたたる
25
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奏音
祝杯に無理して飲んだ炭酸は、「友達です」っていう嘘の味。
6
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奏音
いつの間に カウボーイかと思ふほど酸素のチューブを扱ひ慣れる
5
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