五穀米のお気に入りの歌一覧
桜園
すぢ雲と入道雲の行きあひて空も秋めく長月はじめに
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紫苑
名も知らぬ野の草の我が背を越えて思ひ激しき八月のゆく
14
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恣翁
外回り終へて 会社で見つけけり 黒きズボンに 塩の吹けるを
18
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桜園
猛暑日の続けど稲田を吹く風に涼しさ覚ゆ八月の尽
19
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浅草大将
ゆく末をとふのうらみに千鳥なけど声も通はぬ野田の玉川
8
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桜園
花少なき晩夏の道に見えきたるどれより深き露草の青
15
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いちにのパッパ
「店主には絶対お酒をあげないで」店の張り紙たぶん切実
4
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詠み人知らず
ゆきあひに時をかさねて鳴きくらす空蝉のこゑ松虫のこゑ
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いちにのパッパ
しゃらしゃらんリュックの中の水筒の氷鳴らせて子は夏をゆく
13
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いちにのパッパ
調整の調整に次ぐ調整が今日もどこかでしわ寄せとなる
4
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紫苑
すぼめたる孤独の唇は月(リュヌ)ときく半母音なる吐息つくべし
8
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詠み人知らず
通勤の大気に色をつけるなら 曖昧模糊のサマーオータム
11
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ふきのとう
刈り終へて脱穀の音の響ければ農夫集ひて賑わいの増す
10
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みやこうまし
先を行く影の法師と語り合い月を背にして夜道を行けり
11
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桜園
夜空から星ふるごとき壮大な晩夏の追悼打ち上げ花火
12
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詠み人知らず
汗の玉たらり背中に流れ落ち 夏は去らぬと底意地見せる
15
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ゆうくん
風に乗り 夢変化する 飛行艇 行く八月の 空を旅して
4
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ゆうくん
明け空の 色を映して 波の道 揺れて近づく 秋の足音
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もなca
夏空に色艶やかな花芙蓉 たったひと日の夢だとしても
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kanon
この瞬間も世界の何處かで果てていく氣づくが先か終はるが先か
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