秋日好のお気に入りの歌一覧
河のほとり
その庭のなごりは躑躅ばかりにて在りし宿りを誰か知るべき
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夢月
晩春と初夏の狭間で揺れる葉に名残惜しきと鶯が鳴く
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あまおう
透明なプラスチックのスプーンとか ねりわさびとか 失恋だとか
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詠み人知らず
ごそごそと手探りをするヌカのなか見つけては出すなすびやきゅうり
13
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舞
墓地に降る皐月五月雨緑葉の陰に立つ名も皆濡れてゆく
12
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林林
そよぐ風追いかけっこの子どもたち矢車回り鯉のぼり舞う
14
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林林
古新聞兜の折り方忘れしに猫耳帽子一丁上がり
18
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林林
柏餅二個平らげて喜んで明日のおやつは灰汁巻希望
11
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林林
やだやだと泣きつつ校門抜け出した子を抱き締める。共に泣きたい。
23
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詠み人知らず
実のなる木ゆえ甲斐ありと育てしも渋くもあれば酸っぱくもある
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林林
本を見て新聞紙出し折り直す兜できたよ みんな被って
14
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へし切
虚と実の情緒不安の人の渦 呑まれぬように溺れぬように
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詠み人知らず
手を引かれこっちこっちとじいさんが孫に連れられお買い物する
14
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詠み人知らず
緑茶には茶柱が立ち浮いていてしばし飲まずにながめる我か
15
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恣翁
麦秋に 微雨肌寒き奥の庭 人訪れで 柳垂れたり
17
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詠み人知らず
幼子がかわいいと言うおばあちゃんしわだらけでもちっちゃいからね
14
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舞
ゲート開き飛び出す馬のゆく如く電車いでたつ男らの群れ
14
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光源氏
医は療なり技にあらず 言の葉で迷ふ衆生を救ふ術もあり
11
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小林道憲
風もなく樹々の緑の目に浸みて 鳥の声のみ響きわたりぬ
17
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詠み人知らず
あるじ亡き家の庭には草が生え猫が住みては子も産まれたり
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