秋日好のお気に入りの歌一覧
成瀬山水
ネクタイを贈ろう柄はストライプ二人の人生交わった日に
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舞
何処にでも咲いてるような花でさえ一輪ごとのそれぞれの色
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詠み人知らず
蛍にも源氏のありて宵になりひかりのあとをのこして舞へり
15
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詠み人知らず
お風呂場で小さな船を浮かべたり沈めたりした幼子のころ
14
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詠み人知らず
仏壇のそばで過ごすよおばあちゃんやさしかったよおじいちゃんはね
14
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詠み人知らず
うつむきて詫びる姿の露草は青空見上ぐ花に憧がる
22
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林林
約千年前からの史料繙いて防災対策作り説く人
14
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林林
半分の月が夜空を照らしをり頑張ってるね、そっと呟く
22
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へし切
淋しいとひとり夜空を見上げれば 弓張りの月 微笑むようで
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夢士
弓張りと姿変えをり皐月の夜夕餉を急ぎポチ連れ歩く
20
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月虹
満たされてしまえこの身が燃えるまで半身の月が浮かぶ夜には
281
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恣翁
釣り客の戻る夕べに 暖かき風に揺れたる竹叢望めり
18
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詠み人知らず
稲妻が裂きたる闇を歩めれば刹那にうつる影法師かな
19
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もなca
あじさいの花にちょこんと子かまきり 指でつつけば鎌ふりあげぬ
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詠み人知らず
あまりにも不合理だよね天国へ人を送れば地獄行きとは
5
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まぽりん
絶え間なく噴き上ぐる湯の底ひなき力をぞ見し地獄めぐりに
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恣翁
生きるとは 己以外の人達の死を 見送ると見つけたりけり
22
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舞
巣に何羽子の待ち居るか一筋に風切りて飛ぶつばくろめゆく
17
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由縁
キジバトの愛のささやき寝床にてゆるり聞く朝結婚記念日
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コーヤ
風薫る香に誘われて坂道を軽やかに駆けゆりの花咲く
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