KENのお気に入りの歌一覧
Proverbe
物云はぬ者はおのれと意を通ず そは逆しまぞ おそろし危ふし
11
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ななかまど
枝先にふんわり咲いた雪花を風のこぬまに朝陽と仰ぐ
12
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恣翁
初見なる 謎の目をした人妻の 意味の不明な微笑に惑ふ
9
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灰色猫
届けたい歌があるから鍵盤をひとつ盗んで隠したんだね
10
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灰色猫
手のひらを器のようにしませんか涙が雪の予報がでたので
10
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灰色猫
枯れたままはるなつあきふゆ散ることに抗い燃える一葉がある
14
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へし切
臆病になるを恐れず 備ふべし 先に先にと 疾く動くべし
10
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横井 信
雪の舞う年のはじめの三日月を夜空に浮かべ泣く冬の窓
11
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紫草
身をかがめ孫のうちあけ話聞く「お年賀くれたはぁ君が好き」
12
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うすべに
舞いそびれ 白いひとひらさざんかの池のおもてに音もなく散る
11
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舞
幾つかの呪いを解いて足跡を見返り見ればまあそれなりの
9
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横井 信
長かった休みも終わる小寒の沈む夕陽に浮かぶ三日月
12
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へし切
年明けて 世はめでたきに寒の入り 春なほ遠く 凍れる月影
14
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ななかまど
円安と物価の重りを天秤にエコノミストが観ている視界
10
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Proverbe
くすしくも 和語仏語とも佳き意味に かなしからずや 血は争へず
9
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滝川昌之
陽光に春を探して梅が枝はあと一耐えといざ寒に入る
16
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茂作
初日の出歸りて食べるお雜煮は 去年の味より鹽分控へめ
10
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灰色猫
足元に気をつけなさいと亡き父の言葉を連れて登る参道
13
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灰色猫
吹く風を待ってる人と語らって風にならずにいられなかった
7
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茂作
哀しかな外の葉衣霜を置き 紐に捕らはれ白菜は耐へる
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