羽のお気に入りの歌一覧
悠々
ほらこれがひめじょおんよときみが指ちいさきもののいのち示しぬ
25
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卯月
寝返りを覚えた君はどんぐりのようにころころどこまでゆくの
15
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詠み人知らず
身の内に宇宙の記憶を孕みつつ風に巻かれて種は地に落つ
6
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椿
あたたかに午後のひかりのさす海よ漕ぎだす春はいまと知らせる
8
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螢子
向かい風木いちごゆらし野辺ゆかばあなたこなたに金色の道
20
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紫苑
はつ夏の読点ひとつ熟れきらぬ桜桃をしろき皿の辺に置く
17
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紫苑
愛しきは摘まるるいたみありてこそひと攻むる棘を薔薇は持たざり
18
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卯月
少しでも天に近づけますように木々は緑の右手を伸ばす
12
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浅草大将
いまにして思へば何時かわか夏の恋を得るまの海の青さよ
13
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螢子
紅に燃ゆるもみじは時を経て順に緑の葉となりぬべし
8
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田中ましろ
せかいって言えばなんだか広すぎてあなたと言えば輝きすぎる
15
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紫苑
青梅を掌にころがせば逢ふ瀬なき君がかひなの産毛まぶしき
15
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螢子
風を呼び残光うけてくるくるり瑠璃となるまでまわれよまわれ
16
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垂々
水平線5度かたむいて見えるのは隣にあなたがいないからです
17
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螢子
何歳になっても大人かわいいでいたいねわたしはわたしなのです
12
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キタハラ
泣いたっていいと思った 再生を願えば響くチャイコフスキー
14
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ケンイチ
明日葉の緑ざわめく終焉を空の向こうへさらっていって
12
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粕春大君
あらかねの土より炎の立ちたれば赤き竜いづ夏は来にけり
22
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ゆびきゅ
髪に雨 肩に冷たい霧が降るあなたの夜をすべてください
17
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みづ子
しずかなる月の光で影法師ひとりでふたりの夜を歩くよ
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