村上 喬のお気に入りの歌一覧
あき
ソヤネ、とか、アラヘン、とかに囲まれて五十鈴の宮の列に加わる
21
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まりこ
くじいたの、白い包帯まく君の足首だけをぼくは愛した
5
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まりこ
寂しいと思う心をくれたひと、あなたのせいでいつもさみしい
32
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聴雨
透明な青き言の葉掌にとりて安らぎの夜の端に浮かべむ
16
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たんぽぽすずめ。
カフェゼリー一つ買うけど孤独さもバラしたようなほろ苦き夜
23
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たんぽぽすずめ。
カップ麺に直火しそうな父へ止めっめめめめめって十六音符
28
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たんぽぽすずめ。
二人して咲かせた花にまた水をあげるくらいの指切りをしよう
33
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詠み人知らず
隠してるオプティミストの憂うつは 嘆く君より遥かに重い
27
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詠み人知らず
マネキンは月に晒されなお青く 折れた指から血の流れくる
37
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おおしまゆきこ
幼子のように実母の背を洗い歳月という不思議を想う
18
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おおしまゆきこ
頭から茹だる小暑の真昼間に我を待ちたる四日目の蓮
14
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芳立
春の雨しづかに降れよ去る人を思ふよすがに香をだに残せ
26
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芳立
十代の惜しまぬ水のはしるとき七月もはや半ばなりけり
3
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恵
あの夜は窓から見える雪でさえ二人のために降ると思えた
22
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恵
氷魚のよに私のすべてを見てほしい月の綺麗なあの夜のコト
23
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只野ハル
また今日も母の車椅子を押し病床の父を見舞う夕暮れ
7
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白亜
風吹かば散りゆく桜ひとひらを胸に留めたし 一夜のあとの
19
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白亜
好きだよのただひとことに染められて蕾をほどく夜明けのさくら
24
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紫苑
猫やなぎ小さきひかりを宿しをり春まだあさき花かごのうち
26
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紫苑
我せめて恨まぬ者でありいたし愛せぬまでも赦せぬまでも
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