KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
やることなき時間つぶしの喫茶店雪もまた降る時間つぶしに
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へし切
言の葉の手爾於葉 幾度も書き直し 吾が歌詠みにペンは欠かせず
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うすべに
雪風にすすきがうねる海原に 舟を漕ぎ出す竹きしむ音
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うすべに
灰色に傘持つ指の先にまで 落ち葉を濡らす雨のつめたさ
8
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舞
くちづけをせんと触れればこの夢も覚めてしまうか恋初めし頃
8
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横井 信
寒空にぽつりと落ちる冬の雨 焦りはじめるうす暗い朝
11
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ななかまど
真心は何より大事と言うけれど身構えてするものにもあらず
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へし切
病院のシステム変わり フロアーの密なる中に 会計を待つ
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恣翁
白無垢の花嫁姿を 不器用に送る親父に 涙誘はる
12
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紫草
すんっとしてわが目前に立っている弥次郎兵衛、否あやうき息子
11
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ひげじぃ
色もなき冬暁の庭に降り下駄歯の下に霜ばしら鳴く
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Proverbe
この言葉 不思議なことに 類語なし おそらく古典 もしくは聖書か
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灰色猫
あしひきの峰に祀らる犬神は信ずる者も世も哀れまず
8
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滝川昌之
着膨れてまぁるくなった寒雀 梅の花芽に手本を示し
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茂作
ビルの屋に登りて見よとぞ燃ゆる富士 特大かなぼし汝は小さき
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うすべに
ひだまりに丸くひろげてひたむきに 陽ざし集めるたんぽぽの冬
9
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恣翁
少年を抱く女は 飽くを知らぬ気に 触手の餌を喰らへるヒドラ
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横井 信
冬鳥の高なく森も新春の風に華やぐ朝の木漏れ日
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ながさき
母親の かたきの虎に 似た石に 向かひて放つ矢 石をつらぬく
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灰色猫
秋風の吹きて散りぬる一葉に君が形見の歌つづるかし
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