夢士のお気に入りの歌一覧
由縁
旋回の飛行機の窓上空で 草取りする吾みつける眼
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芳立
ながれゆく色を惜しめばひさかたの空より落つる藤の庭滝
14
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林林
柔らかな若葉日差しに透きとおりそよぐ風浴びゆっくり育つ
12
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みなま
オレンジの雛菊にぎる幼な子の写メ撮るだけの父もまた稚し
8
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詠み人知らず
大地揺れエベレストさえきしみたり人は小さきものになるかな
11
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詠み人知らず
長生きが負いになりたるひとのありただただ時の経つのを待てり
11
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片井俊二
夕暮れにひとり静かに目を閉じて時を漂う行間の果て
11
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秋日好
がちがちに乾いた土も雨上がり明日は何とか耕せるだろう
7
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舞
彼の人の好むと聞きし野の花を写しつのたり葬儀へとゆく
11
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詠み人知らず
君のため涙のときは月になり疲れしときは草になる
20
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秋日好
望まれた穀雨が次第に遠ざかり紫に翳る空の不思議さ
13
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林林
法要も納骨も終え戻り来る 実家のひと間 がらんどうかな
16
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己利善慮鬼
うとうとと小芥子佇む枕元見つめる君は固い袖振る
5
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矢車菊
終わらない物語するあの人の遠い瞳にうつる初夏
22
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ゐわむら
無機的な明朝体に埋められて「文学」は問う 生きる意味とは
10
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林林
「その人がいなくなっても ほほえみと言葉とぬくもり決して消えない」
18
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矢車菊
ぼくたちのこころの距離が広がってゆくほどなぜかきれいな空だ
15
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成瀬山水
いつ見てもどこ見渡してもそれぞれが少し違った下町の道
8
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風花
春の陽を我に代わりて存分に浴びて膨らむ布団は得意気
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風花
グラウンド通せんぼするぎこちなく柵に貼られた泳がぬまごい
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