夢士のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
文系の僕は四角いこの街が理解不能の式に思える
7
もっと見る
美津村
佇んでをりたる男女も既に去り川上の橋ともし火点る
5
もっと見る
美津村
老いたれば酔ひ潰れるほどわが呑まず酔ふまで呑むなと叱りし母亡し
9
もっと見る
由縁
ひさびさに五線譜たどり唄えば やわな声帯弱音をうったへ
8
もっと見る
ながさき
疑わず 信ずる人が 居る限り 私は行って 法を説くなり
20
もっと見る
詠み人知らず
サンダルの素足に砂が残りたり子らがしゃがみて潮干狩りする
16
もっと見る
詠み人知らず
群れになり砂浜にまでに逃げまどうイルカのあわれ地震の予兆
14
もっと見る
林林
「お弁当卵焼き、おにぎりお願いね」リュック背負ってみる明日は遠足
18
もっと見る
林林
土を掘り肥やし鋤き込み苗植えて仕上げに水やり父、夫、息子
14
もっと見る
へし切
移りゆく時の随に翁草 何はじらはむ真白き髪を
24
もっと見る
月虹
惨敗の悔し涙よ星になれ今日よりもっと煌めく為に
61
もっと見る
成瀬山水
横向きに金魚が浮かぶ水槽の隅に沈めた赤いおはじき
12
もっと見る
みなま
葉の緑花の紫しろの間の空の青見ゆ藤棚に風
11
もっと見る
秋日好
土塊をくずすに意識吸い取られいつのまにかに小糠雨止む
13
もっと見る
秋日好
明日はまた何の花に会うだろう誰の新芽がほころびるだろう
11
もっと見る
小幸
分かってる君が無口な訳なんて 葉桜揺れる恋の終わりに
10
もっと見る
舞
薫風に揺れ咲く桃花惑うべし男子一生花守の性
9
もっと見る
詠み人知らず
多摩川であゆが流れにあらがいてうみてうせゆくいのちのかぎり
15
もっと見る
みなま
朝からの晴れは夏日をつげていて新快速で祖母に会いに行く
10
もっと見る
詠み人知らず
早みどりの爽風つれて逢いに行く青葉繁れる病院の部屋
24
もっと見る
[1]
<<
1172
|
1173
|
1174
|
1175
|
1176
|
1177
|
1178
|
1179
|
1180
|
1181
|
1182
>>
[1488]