夢士のお気に入りの歌一覧
ハナアルキ
息白み 風蕭蕭として易水寒し 棺見送る列に少年
2
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詠み人知らず
卯の花の咲ける盛りに見わたせば垣に波越す玉川の里
4
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光源氏
春ごとの花に浮き名を流せどもわびしく泥む赤きグラスに
15
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林林
本を見て新聞紙出し折り直す兜できたよ みんな被って
14
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光源氏
かなしさのさらぬ別れをうらむれどいかでか君の袖濡らすらん
16
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光源氏
人知れず涙を流す老ひの身よ嫁ぐ我が子を送るゆふべに
24
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河のほとり
その庭のなごりは躑躅ばかりにて在りし宿りを誰か知るべき
20
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へし切
虚と実の情緒不安の人の渦 呑まれぬように溺れぬように
27
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成瀬山水
いつまでも一日続く夜更けには猫のか細い呼び声を聞く
7
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詠み人知らず
階段でのぼりおりまで走る児ら手すりを持てる老いたる人も
12
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舞
墓地に降る皐月五月雨緑葉の陰に立つ名も皆濡れてゆく
12
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詠み人知らず
卯の花の垣根の奥の夕煙雪山に炭焼くかとぞ見る
7
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恣翁
早緑の穂を撫で 波を打たせたる慈母の風渡る 麦秋の時
22
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林林
初めての人にたくさん会う日には花いっぱいの道を行きます
15
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詠み人知らず
スタンドを消さずに眠る机にはドリルも開き途中の我が子
14
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由縁
青梅の落果拾えばびろうどの 手触り愛しすがすがしき色
10
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詠み人知らず
寂しいの誰か見つけて傍に来て 一番星がきらりと光る
16
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西村 由佳里
手のひらの小人の胸はちっちゃくて木漏れ日だけを見せてあげたい
8
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あまおう
拗ねたとき 後ろめたいとき 拒否るとき 顎のラインが いっそう綺麗
20
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林林
皆の声 掬ひつ纏め 前へ出ず 慎ましくあれ 七竈咲く
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