文麿のお気に入りの歌一覧
紫苑
熾ならむビル群の灯に呼吸あはせ我また夜の一部となりぬ
13
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もなca
ヒヨドリの落とし物から育ちたる南天の枝に赤い実たわわ
10
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日向ひな
割り切れないこともいろいろ飲み込んで大人のふりかけざざっとかける
6
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よも式部
踏まれたら カシャン と静かに割れそうな つまらない想いを 補強してみる
5
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麻倉ゆえ
純粋な悲しみだけがありました 何も悲しくないというのに
4
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詠み人知らず
汗臭く唾液まみれの女がいい 薄笑いする白蝋の妻
9
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知久
白き日に手持ち無沙汰と疲れた胃だらけさせ聞く箱根の復路
2
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紫草
「かあさんの料理最高」と誉められて年末年始をきりきり舞いす
18
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もなca
ひたみちに駆け抜けて行く青年の風切る肩にみなぎる光
13
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うさぎ
かわいらしいあの子が編んだミサンガをほどいた先に何が見えるの
3
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みやこうまし
パソコンに三味なれるわが部屋を戸を少し明け妻がのぞき見
15
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詠み人知らず
休日は酒とあなたに酔ったまま 奈落の縁から覗いていたい
10
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詠み人知らず
薄氷の生活ならば傷口に 塗り込め塩を取り出せ愛を
11
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竜胆
ふりつむる歌に包まれまなうらに美しき日々想ふ短日
14
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桜園
すみわたる正月三日の庭の梅花芽あまたにはつ春祝ふ
24
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紗月
初彼女できてにやける弟の肘を小突いて姉もにやける
11
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知久
心とは体の語る言葉なり胸の痛みも熱き想いも
6
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紗月
心ざし深く染めてしをりければ駅の男は皆君に見ゆ
1
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紗月
君にまだ会わないままの初仕事 笑顔初めはすこしお預け
1
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詠み人知らず
冬枯れる郷の小川の清流に 空き缶かなし 一人流れる
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