夢士のお気に入りの歌一覧
雪乃
道端で踏まれた花に心砕くそんな余裕は私にはない
9
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雪乃
青い空たわわに実る青梅にこつりと突つく赤く色づけ
6
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桜ねこ
夢を実に変えたる武士は今もなお家族を護り愛でし猫偲ぶ
12
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只野ハル
カーブにある駅を見下ろす陸橋で君を待つ日はもう来なくても
10
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へし切
雨降れば頭をたれるあじさいの彩なす坂の長崎の街
32
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葱りんと
電車にてスマホ操作する無粋 嘆いていたのは いつまでだっけ
12
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芳立
黒南風や日はわがために照らずともひとへに明かきをみなごの肌
12
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詠み人知らず
即興のピアノのように歌を詠む墨のにじめる山水画かな
12
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詠み人知らず
曼荼羅を壁に張りたる部屋に座し香を焚いては歌を詠みたり
16
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林林
ふくふくの生成りに光る今朝の雲涙のあとの頬の如くに
19
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舞
飛行機の雲の伸びゆく空高み幸いあると思わせる朝
21
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恣翁
薄暗き礼拝堂に漂へる光や 夢の続き楽しむ
18
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コーヤ
雨やんで自転車こいでお買い物ほほに触れるは爽やかな風
17
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秋日好
寝に行って起きたらきっと拍手数大台越えてるどうもありがとう
17
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詠み人知らず
しわしわの真っ赤な顔で産まれたり小さくもあり重たくもあり
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林林
開き読み 蛍の羽化の次頁「そして、そらへ」みんなの声で
15
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詠み人知らず
梅雨の晴れ間の木漏れ日に窓を開けると ニコニコ顔の山吹の花
6
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桜ねこ
夏服は身体のラインが見えるからナイスバディが悩みの種です
16
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詠み人知らず
茶畑に淡きみどりの葉がしげり手摘みのひとがあちこちに見え
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林林
梅の木に子らと登りて実を採りて擦り傷切り傷三者三様
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