秋日好のお気に入りの歌一覧
ミミンガ
まだ夏は終わってないと言いたげに 七つも咲いた青い朝顔
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千映
湖の畔 泡立ち草の群生に のまれた二人 旅の途中で
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洩矢転石
「どうして」と責めるぼくに微笑んで「秋のせいよ」ときみ。女郎花。
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桐生賄
芸術の 秋が到来 うたのわに せっせと投稿 これも芸術
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只野ハル
弱音のこおろぎバックにソリストのうまおい強く長く響かせ
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詠み人知らず
パーティーでワイングラスの日本酒を異国の人が飲む世になりぬ
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詠み人知らず
国のなき民のひしめく列車ゆくレールの先に安住の地は
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詠み人知らず
立ち飲みのバーの楽しさうたのわは常連さんに通りすがりも
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詠み人知らず
ママと子が九九を確かめ繰り返す前と後ろに乗る自転車で
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桐生賄
この海に 沈みし父の 船舶は 今頃魚の 住みかになりて
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光源氏
けふもまた儚き戀に惑ひにき波にうつろふ月をながみて
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野々花
記念日の夫の背中にふんわりと秋桜色の風が優しい
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新座の迷い人
若いから 恋歌詠みて 当然よ昔は我も ガールハントす
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千映
声の出ぬ 君が最後の 意思表示大粒涙 ぽろぽろと落ち
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新座の迷い人
若き頃 若い若いと 思ったら年を重ねて 八十路まじかに
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コーヤ
「有り難う」夫が作る肉じゃがが味付け美味で味わい食べる
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コーヤ
生き生きと命溢れる言霊に出会えるうたのわ英気が湧いて
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コーヤ
曇り日の薄陽の野辺に曼珠沙華あかあかと咲き情熱燃やし
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コーヤ
草分けて曼珠沙華咲く秋の丘遠くの遠く鈴虫の音が
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コーヤ
中秋の月をお酒に映し飲む想いも映し夢を語りて
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