ほの香のお気に入りの歌一覧
inosann
父の死を知らせる紙を握りしめるおぼろな記憶 母の実家で
8
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朝がお
道行きの頬さす雨に濡れそめし市女笠手にまいり候
4
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詠み人知らず
抱き寄せる機会は稀にあるだけさ 昔かたぎの彼のつぶやき
12
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舞
指先に触れて冷たき黒髪の貴女を想う雪積もる夜に
17
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朝がお
人責めず己も責めずゆらゆらり今日の一日まあ良しとする
6
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小林檎
知らぬ間にあなたの好きなチョコレート真っ先に買う私がいます
3
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笑能子
万障を繰り合わせつつ万象を愛でて過ごせり年末一睡
2
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吉奴十三世
眞夜中の車窓にぞ寫る佳人を 氣附かれぬやうそつと眺める
3
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日向猫
黎明の霞み廣がる田園を凪ぎたる海と見まがふ目覺め
12
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れがろ
台形の 煎茶置かれし 窓際で祖母が微笑む 遠い春の日
3
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遠井 海
はじめての訛りに深い山々に胸の高鳴る十八きっぷ
3
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朝がお
泳ぐ人 少なきにしてジャグジーで心も身体も温泉気分
5
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恣翁
歪なる赤き月こそ 空低く 大きく浮くを車窓に見しか
15
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inosann
静岡のめったに積もらぬ雪景色 遠くの富士と近くの山と
12
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inosann
老い客の入院訃報多くして水の流れと受けても寂し
14
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詠伝
幾つかの想いを含んだ雪消水杯を交わして飲み干しましょう
5
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へし切
淋しきは刹那のことと思ひしが淀みにあれば浮かぶ哀しさ
23
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詠み人知らず
これまでの合点のいかぬ人生を帳尻合わせ楽しみ生きぬ
9
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芳立
求むれば得ぬ長旅の夢さめてもとよりなにをわれ求めけむ
12
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みなま
芳しき歌とどけられ吾も今日樅の木に灯をそっと点そう
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