秋日好のお気に入りの歌一覧
林林
空掴む小さき腕に管挿さるその手を握る保育器の中
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林林
「赤ちゃんの小さなことでも連絡を」父親になるわが夫かな
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林林
保育器から出たら嬰児は猛烈に乳に吸い付く まあ落ち着けや
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夢士
秋の陽を浴びてダリアの紅深くその名の示す男の背中
17
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舞
風吹けばいささか寂し秋の暮れ枯れゆくもみじ葉音かそけく
13
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只野ハル
我ひとり二親の世話に明け暮れもう充分に活躍してる
13
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雪柊
本を読む 我の隣で神妙に逆さの絵本 眺める娘
15
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只野ハル
階段を上りながら考えた老いれば二階に行けぬ日来ると
13
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桐生賄
仮設へと続く階段座り込み 何を思うか おばちゃんひとり
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野々花
小春日の空の蒼さを抱き込んだつくばいに落ちる一葉のもみじ
15
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光源氏
有明の月夜に浮かぶ色葉にも出でじとぞ思ふ繁き言の葉
17
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コーヤ
水底に楓のひと葉静かなり水に浸りてなほ鮮やかに
16
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恣翁
秋風の 三角江に立ちしより 鱗雲高く 日に日に流る
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ながさき
恩を知り 恩に報いる 行為こそ 人が人たる 証なるらむ
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千映
今夜だけレトルトカレーの夕飯に明日の旅立ちこころそわそわ
19
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矢車菊
なぜだろうもう痛まない傷口をずっと庇って生きているのは
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恣翁
風無きに 橡の実のバラバラと 色付く落ち葉に降りかかるかな
19
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本能寺
ベランダに朝日とツグミ舞いおりて もう起きてる?と首をかしげて
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雪柊
「要らない」と言われるまでは働くと背筋を伸ばし 梨を剥く母
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矢車菊
あのひとに言えないままの永遠のことのはふたつ スキ と サヨナラ
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