詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
なめらかに躓いてみせてその後で笑いながして着席をする
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詠み人知らず
忘れいし記憶解くかこの歌は 我が心根に響き揺さぶる
11
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詠み人知らず
流れ逝く空木の紅を掬いなば 夏の光の零れ煌く
21
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へし切
あぢさゐの四葩の花に露おけばなほ色まさる梅雨入りの頃
28
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恣翁
青紫蘇の葉を茹でつがに ぐったりと濡らし 止まずて 栗花落ならしも
12
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半格斎
冬耐へて さ庭の隅の鉢植ゑの 莓は赤く色づき給ふ
20
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滝川昌之
合わせたと言わんばかりに降り出せば 暦と空と 芒種 梅雨入り
22
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幸子
漆黒の宇宙に星くずちりばめしワンピース揺れ君の時流る
14
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幸子
とぷこんと氷を水に落としけり一瞬沈む手応えのありて
17
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石川順一
「スプール」し?パソコン用語が分からない周辺装置の稼働がらみで
11
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石川順一
大輪の紫陽花二つが入れられて花瓶のカーブもなまめき出しぬ
13
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藍子
体重と血糖のため食減らせならば食べない病院食は
12
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藍子
カナリアも言葉を忘れた歌詠みの力になれず身をすくませる
23
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煩悩
バイオリンをバナナのごとく飾りたる楽器店で求めしフェルナンブコの弓
7
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三蛙
この森は僕が京都の亡霊の一つであった頃の禊場
8
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千映
眠すぎてお昼ご飯もそこそこで頭の揺れる右や左に
9
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詠み人知らず
堀割りの柳の糸に水無月の銀の雨ふる白壁の町
16
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KEN
しのぶ山月無き夜半の黒翳に染みる鳥の音何を求むや
13
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へし切
居並んで頭を垂れてお詫びする上辺ばかりの言葉が虚しい
19
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夢士
心なき謝罪の言葉が空を切るさっさと辞職し無言で腹切り
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