KENのお気に入りの歌一覧
茂作
つくづくと嫌になるかな父に似て 妻に素直になれないところ
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波端
靜謐の守手なれば水仙は古道に添ひて森は闃たり
7
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うすべに
吹き寄せた枯れ葉の下のうすみどり ほのかな春をつまむ指先
9
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横井 信
ひと晩の夢の吐息が結露した窓からのぞく朝陽のひかり
10
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滝川昌之
人で無し 車内喫煙とがめられ若き正義を足蹴にすれば
13
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ななかまど
人あまた笑む季節かな菜の花の黄の帆布揚げ船出する春
10
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へし切
独りでも生きてゆけるが 共に老い 共に泣いては 愚痴を言いたい
12
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茂作
孫の世話子から頼みのLINE受け 妻のため息滲む嬉しさ
15
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灰色猫
光速で飛行をつづけるジョナサンは神より己を信じつづける
9
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灰色猫
一度だけ振り返った跡がある消えた子猫の雪の足跡
14
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Proverbe
何事も 原点回帰初志貫徹 能の世阿弥の「花鏡」に由来
12
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ひげじぃ
ボランティア晴れやかに空仰ぎ見ゆスコップの掌に血豆つぶして
11
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ななかまど
まん防の乱発以外撃つてなく的は経済政府の射程
7
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へし切
年ふれば彼方此方歩く要もなく まして花粉の季節の来ませば
12
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滝川昌之
寒に耐え蕾を肥やし待つ花のごときに春へ咲け受験生
12
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うすべに
蝋梅の花びらすかす寒空に いそひよどりは春の歌声
9
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横井 信
顔をあげ大きく息を吸い込んでこころもほぐす朝の体操
8
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舞
憧れた空の色には逢えぬままひととき光り消える落日
11
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茂作
風花や明き空より舞ひ散りて 梅の蕾の咲くを惑はす
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Proverbe
新約に由縁持ちにし この言葉 いろはかるたで 猫と小判に
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