秋日好のお気に入りの歌一覧
林林
葉の皿に木の実を盛って小枝箸秋から冬のおままごとかな
17
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林林
炊く前にお米に一礼手を合わす八十八の手間を思ひて
22
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みやこうまし
深き夜に歌詠みながら沈みゆく深海魚棲む無の海底に
18
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へし切
冬ごもり春に知られぬ花咲けば木の実に霜のふりかかるかな
25
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舞
よする波かえす波満つ海原の果てにはあるや愁い無き国
16
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灰色猫
昆布出汁で あっさり炊いた 湯豆腐の 滋味染み渡る 師走の夕げ
28
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詠み人知らず
誰もいぬ心に灯り点したら温もりもとめ訪ねし人あり
18
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林林
冬の夜 水道蛇口を開けて寝るあなたの夢も凍らぬように
27
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夢士
甘くなる頃合ひを見む吊るし柿一夜遅れて猿が持ちさる
18
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へし切
冬なのに木瓜よおまへも惚けしか季節を知らず花咲かすかな
26
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舞
おみな持つ哀しき性や恋知りて落つ泪さえ薄紅に
12
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灰色猫
散っていく 枯れ葉が奏でる 旋律を 冬のベンチで ふたり聞いたね
24
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恣翁
気兼ねして 静かに俯く 痩せし背の 長き月日の旅思はせぬ
20
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恣翁
軒下に垂れたる 白き暖簾より洩るる灯ぞ 糸雨照らしける
16
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恣翁
剃刀の冷たき光に 瘋癲のごとく 鏡の我 微笑めり
15
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恣翁
山際に 日暮れは 沼に礫しを投げつがに 波広げゆきけり
13
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恣翁
店内の鴨居に貼れる短冊の赤 目に染むる中華街かな
21
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恣翁
すきま風に 炭の火勢の朱鷺色に 霜に染まりぬ 冬来たりなば
18
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恣翁
憾み消え 灰ならむずる能なしを 火鉢の縁の炭に見しかな
21
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恣翁
御堂筋の公孫樹の落ち葉 午後の陽に 旋風の巻きて 薄寒く舞ふ
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