コタローのお気に入りの歌一覧
うすべに
金色の波の間に間に赤とんぼ 夕陽に漂う羽根のきらめき
10
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うすべに
ご無沙汰といつものように声かける 今宵は半月 おかえりなさい
11
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うすべに
過ぎた夏 ふと振り向けばうたかたの きらめきに似た遠いあこがれ
7
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聴雨
かたぶきてあゆむ幼き白鷺のやうやく開く羽の折れゐて
8
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源 漫
徒し世に行くか隠るかひとりのみ死ぬか生くるか当ても見えずに
1
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源 漫
いさぎよき我を認むる幾らかの友のまはりも僻目だらけに
2
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源 漫
塵の世のみなにもあへぬあやしさをさとればつひにわれをうらまむ
1
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源 漫
里出でて貨車掠るれど親につくひよこ群れ行く道を見せばや
2
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灰色猫
足跡を消し去りながら灰色の猫は怯えつ月夜を歩む
18
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灰色猫
心から浮かぶ言葉に誠実に月は必ず君を見ている
11
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灰色猫
故郷の風に吹かれてこの夏はしばらく時計をお休みします
14
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滝川昌之
名月にならねばならぬこの月の月に尽きない月の使命よ
15
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滝川昌之
梨狩りより蝉やクワガタ捕る子らに果樹園ちゃっかり虫かごを売る
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滝川昌之
同じ日々紡ぎゆくその尊さを親に刻まれ子に示しゆく
17
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滝川昌之
どの家も降りだす前に買い物と台風進路にあたる日曜
16
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滝川昌之
ふらふらと何処をほっつき歩いたか戻ってきたね愛しき友猫
15
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詠み人知らず
友くれし秋海棠の苗はいま淡紅色にひととこ照らす
11
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詠み人知らず
寄り添ふて高く低くと一對の秋蝶の舞ひ影やはらかに
15
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詠み人知らず
ひと夏の麥わら帽子吊りしとき葉月のほてりに潮の香ゆらぐ
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詠み人知らず
丘の上、日ごと膨らむ上弦の宵の月かげ穗芒そよぐ
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