五穀米のお気に入りの歌一覧
紫草
ススキの穂黄金の風にさ揺らげば過ぎたるものをふっと想いだす
17
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恣翁
在らませば 秋をし浴びて 澄むならし水を 遍く月照らさまし
18
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いちにのパッパ
少しこの涼しき道で遠回り「じぶん」「じぶん」が過ぎた日の夜
12
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桜園
稲藁を燃やす匂いに包まれて見上げた空を雁の飛び行く
22
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ふきのとう
友からのニゲラの種を手にとりて花咲く頃を夢みて蒔ける
7
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詠み人知らず
満天の星ぼし降るふる離れても 流れ星なら掬ってあげる
10
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紫苑
ひとけなき団地の隅の公園に錆びた遊具はまはる からから
9
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紫苑
沈黙の粒子のおもく沈むとき汝が手はやつと完骨に触る
10
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南 骸骨
決めごとを書いた札にも君らしい西国なまりが語尾についてる
2
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南 骸骨
柵付きの砂場に隔離されし子ら苛めの初めのまさかの初め
2
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桜園
栗の実にあけび表に飾るれば訪ねくる人秋を楽しぶ
15
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詠み人知らず
雑草の積極性としつこさを 現代男子に植えつけたいね
17
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恣翁
蠍座は西に流れて アンタレスの夢漂へり 鎮守の森に
29
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南 骸骨
目覚ましを切り忘れたる日曜日午前6時のすすきが「おはよ」
5
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光源氏
しばらくは山のかげりで百舌鳥のこゑ憂へさまよふ無辺世界で
11
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みやこうまし
コスモスの花に誘われ輪に入りてわいわい騒ぐ我もコスモス
12
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恣翁
何時の間に 足下濡らす露降りて 素月の影し 吾を訪ねけり
18
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浅草大将
草のうみ霧の白なみ朝なげばつゆのそこなる花も見えつつ
11
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詠み人知らず
深々と降らせる嫉妬の箔粉に 君は埋もれて動けなくなれ
11
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紫苑
眠りゐる町にし蛇の赤き舌這はせば闇に響くサイレン
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