継海のお気に入りの歌一覧
西園寺東彦
遙かなる京を出でて別れたり遠く五山の青は忘れぬ
1
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茂作
春泥に轍の殘る朝ぼらけ ひとすぢ清く日上がらんとす
15
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滝川昌之
御朱印を集める妻は十月の出雲のような一冊を持つ
19
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兎桃
この春は桜も遅くなりぬらし下に弦なす如月の月
7
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痴光山
高蒼穹に紛れ囀れる落ちひばり 真っ逆さまに畑へ紛れぬ
6
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兎桃
遅寒の霜に倒れしエンドウもその身を起こす穏やかな雨
8
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KEN
日を閉じて梅に降るかも淡き雪 時を止めれば夢散らずやと
15
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杜鵑草
とにかくに春は来にけりまことしき冬の来ぬこそおぼつかなけれ
9
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萱斎院
みちのくのしのぶの山のうちごろも 里にぞかよふきぬた打つ音
11
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音蔵 雅秀
大和花 ほころび初めて 薄紅の 幕張る支度 あの青天に
9
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うすべに
雨音に夜のとばりのむこうがわ ふとふり返る過去の方角
15
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谷真澄
聖女にはなれずもがきて君の手を離さぬずるさ鈍色の空
7
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横井 信
降り続く雨でも鳥は元気良くすいと横切る春のベランダ
14
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恣翁
豆腐屋の軒に下がりし縄暖簾 染み込みにけむ油の臭ひ
18
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狂い咲き
久方の 光のどけく 桜花春風つめて 蕾緩みぬ
7
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美生子
山頂へ上りゆくほど山桜花びら白く清らに咲けり
15
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へし切
鎮魂のその色白き木蓮花 悲しい色やね 愛しい花やね
16
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茂作
去年の春あるじ逝きしと人の云ふ 家に咲きたる水仙の花
15
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滝川昌之
桜坂あたりで拾う春だから開花雨なのさと粋に濡れよう
22
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美生子
人知れず里山に咲く花よりもなお愛しきは野原のなずな
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