夢士のお気に入りの歌一覧
恣翁
森閑と暮るる林に 相応しき茶色の粉を吐く茸かな
18
もっと見る
詠み人知らず
つんとした婦人の後ろ靴音は 硬そうなるも 丸く聞こえる
10
もっと見る
新座の迷い人
ニュース聞く 大雨被害 心配し遠くの空で 無事を祈るかな
11
もっと見る
詠み人知らず
胴体と直角に折れた首と顔 月下のマネキン 横切る猫ら
7
もっと見る
へし切
ぬばたまの夜もふけゆく月影に清みわたりたる秋の虫の音
15
もっと見る
光源氏
徒然に流らふ思ひえもとめず海人の小舟は波になづさふ
7
もっと見る
千映
水害でまた農家さんの苦労知る作物水の泡となるとき
9
もっと見る
只野ハル
間食を止められなくて食間の薬飲めない感触がある
12
もっと見る
もり
この水に癒されるひと惑うひといずれもわれの体流るる
7
もっと見る
へし切
住む街の水害報ずニュースあり遠き姉より心配の声
19
もっと見る
コーヤ
風にのり香り漂う野辺のみちキンモクセイの甘い誘惑
18
もっと見る
葱りんと
生意気な 知恵ついてきた 中坊が 屁理屈言うも まだまだ負けない
13
もっと見る
矢車菊
窓際に秋の訪れ告ぐごとく雨上がりなる虹ひとつ立つ
11
もっと見る
矢車菊
午睡よりふと目覚めたり うすべにの花のトンネル抜けきしやうに
6
もっと見る
千映
婆として もすこし甘えて ほしいのに孫ドンドンと 電話は敬語
6
もっと見る
新座の迷い人
我が妻の 使ったミシン 使えずに淋しいけれど 廃棄を決意
11
もっと見る
野々花
生きるのが疲れたなんて弱音吐くまるい背中を優しく摩る
10
もっと見る
舞
朋友と語るごとくに老人が犬をあやしつ黄昏をゆく
23
もっと見る
詠み人知らず
神さまの怒りは弱い者に向き 小市民らの 家を流した
10
もっと見る
詠み人知らず
今朝からは長袖を着て家を出る野の原に咲く彼岸花見ゆ
6
もっと見る
[1]
<<
1083
|
1084
|
1085
|
1086
|
1087
|
1088
|
1089
|
1090
|
1091
|
1092
|
1093
>>
[1488]