秋日好のお気に入りの歌一覧
恣翁
シベリアの緩き起伏に 白樺の幹 蒼褪めて玻璃に似るかも
17
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恣翁
水に映る 月に疎らな梅が枝の 暗く仄かに香り撒きけり
23
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たみお
真夜中に カップラーメン かき込んだ 小さな喜び 明日への活力
6
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詠み人知らず
幾重なす久住の山の装いにわが恋ふる月雲隠れせし
8
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夕夏
きずがいえうたのいずるをわするるはこれもひとつのしあわせなるや
6
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野々花
一日の悲しみ全て脱ぎ捨てて裸のままの心で眠る
14
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周小黒
彼の岸は恙無きやと空に問えば懐かし笑顔は胸内にあり
9
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みやこうまし
継続は力ならんと心得て二十年過ぎぬ我が歌の道
20
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林林
作り方娘に教わる注連縄の藁にまみれて故郷匂う
18
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詠み人知らず
これからはやりたい事をやってみる やりたい事が無くなる前に
15
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林林
朗々と実家の窓から父の歌ひとりに慣れたかそれとも逆か
21
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夢士
暖かき陽に誘われて庭にをり蠟梅の香に空を見上ぐる
17
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舞
張りつめた朝日のなかを雪鳴りの音も清しく北大地ゆく
17
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林林
成人式終わりて路上教習の車窓にファミレス入る友らが
11
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林林
編みかけで母遺しゆく籐篭を手に取ればそのぬくもり返る
19
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林林
おばあちゃん、茶箱に和服がいっぱいね。着てみてもいい?空に訊ねる
16
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へし切
初孫の長寿を願ふ祝い膳 歯固め もぐもぐ すくすく育て
22
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南美帆
口論であなたを嫌いにならぬためクローゼットにプチ家出する
9
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南美帆
旧友と過ごすあなたは微笑まし天真爛漫幸せな時
7
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舞
むずかりて泣く子をあやす若母のその子に似てる困り顔なる
16
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