コタローのお気に入りの歌一覧
恣翁
苔の上に 静かな風の声響き 木洩れ日揺らせ 光らしむめり
11
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恣翁
待ちながら 雨傘にて書く貴方の名 見られはせぬかと 慌てて消しつ
13
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舞
待ち人の来るや来ぬやとこぬか雨降る雨音にこの身さえ濡れ
2
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へし切
君をまつ虫の音聴きつ 秋の夜をひとり淋しみ 夢路を通ふ
13
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へし切
雲居なす心もしのに月影の 今宵この月 仲秋の月
17
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へし切
日の暮れの早きに秋のおとずれを夜には秋の虫の声を聴き
10
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あゆか
トルコ産トマトジュースを買う九月これはピューレと呼ぶ方がいい
6
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KEN
いざよひが ただすべらかに 流れ去る 時の川面の 澪亂さずに
14
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つゆふみ
その土は三十年後県外へ「どこへ」でなくて「いつを起点に」
8
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つゆふみ
掘りたくてしかたがないのムカワリュウしかたがないさホモサピエンス
5
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つゆふみ
背びれあるあの剣竜も身を捨てて守る小さな命を 僕も
7
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舞
月の世は美しかるやかぐや姫恋憧れの苦無き世界は
5
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詠み人知らず
稜線の紫だちたるそのむこう名付けて曰く吉備路影富士
13
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詠み人知らず
二ヶ月に一度の奮発行列に入りて人気の食パンを買う
12
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詠み人知らず
駅前から図書館までの左手に沿えば掘割美観地区あり
19
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吉野 鮎
しろしろと玻璃戸入りくる中秋の月に滿たされ病床に眠る
18
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松本直哉
みすずかるしなののくにの死ぬまへにたづねてみばや野尻のうみを
3
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松本直哉
ほのぐらきパリのメトロの通ひ路に玲瓏と鳴るヴィオロンの音
6
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松本直哉
さめやらぬ夢のほとりにおく露のかわくまもなくものおもふころ
4
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松本直哉
サンジャック通りこゆればふかき闇みるべきほどのものはみたりき
5
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