詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
散り萎る春には花の見所に 老いの引き際 思ふこの頃
18
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風花
竹林の青々光るその先に葉に囲まれた九夜月光る
18
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成瀬山水
健やかに生えたばかりの若い芽と目があっていた温い沈黙
8
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夢士
妖艶なシキミの花の咲き出ずる一枝手折り父母に手向けむ
17
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舞
妻選ぶ今日のネクタイ春色に染まりゆく空花に添えたり
8
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ながさき
偏見と 差別の心 哀れなり 色が黒くて 何故に悪いか
18
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月虹
咲き初める桜は恋を見守って二人を包む幸せの色
62
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へし切
われ老いて憂き世の中にめぐるとも春々ごとに花は咲くらめ
21
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ながさき
真実の 姿を観ずに 憶測で 判断される 象の想いは
18
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矢車菊
上の句を一輪きみに贈ります うたのつぼみを届けるように
9
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矢車菊
春の野に名もなき花が咲くやうに此処に集はむわれらうたびと
10
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成瀬山水
週末の明けの湖畔は静かなり朝日も見えぬ煙立つ霧
8
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恣翁
県令の帯びたる印綬 民草の生き血で 朱に染まりしものぞ
11
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詠み人知らず
寂しさを紛らすために歌を詠み心を映す鏡となりぬ
20
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夢士
春を待つシキミの花の咲をりて一枝手折り墓に手向けむ
16
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月虹
春の夜に幸せひとつ噛みしめる桜色した夢見る時間
26
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舞
旅に生き倒れ臥し見る山桜吾が屍を隠せ散る花
8
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へし切
別れにはつれなき顔も淋しげに うしろ姿の君よ愛しき
23
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悠々
魚釣りの針にかかりしうぐひすの 字足らずなれど、初音とぞ聴く
20
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恣翁
草臥れて 身を放るがに腰下ろし 卓の麦酒を一息に飲む
21
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