村上 喬のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
来ぬ秋を五感全部で探せども 灼けたベランダ素足に痛し
20
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葉月きらら☆
洋梨の熟れるの待てず頬張った君はそうして私も食べる
8
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もなca
ゆらゆらと踊る緋色の花房を見上げてあるく日ざかりの道
15
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inosann
組織図に組み込まれること憤りつつ会社の恩恵にひたりし吾か
18
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紫苑
はつあきの夜風のはこぶ盆歌のとだえて虫の音のきはだちぬ
15
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住川幸
紺碧の焼け付く空にあえて問う 教えておくれ夢の捨て方
5
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リンダ
造船の名残さびしき海沿いを噴き出す汗をぬぐいて歩む
9
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紫苑
あらたなる息吹せぬままおくつゆの卵は氷庫に化石となりぬ
17
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紫草
産廃の施設建設反対ののぼりはためく里を寂しむ
15
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南 瑠夏
白い手で石榴を裂くその人はこの世の破戒を知り尽くしたり
3
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紫苑
日に焼けしセブロンの書を読みかへすえ知らぬひとの死を悼みつつ
6
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たんぽぽすずめ。
人間は真面目すぎると損をしてジョークばかりじゃ相手にされぬ
15
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みなま
ねえ、あなた あたし不思議に元気です 何はなくとも食べて寝てます
17
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帆糸子
混沌に行き場なくした言の葉をため息の裾で拾ひ上げる日
6
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みなま
本当に傍に帰って来てるなら あたしの肩を抱いてつつんで
29
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inosann
右腕にかたよる日焼けに想起する営業任地に向かう朝ごとを
12
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もなca
そよりとも枝葉の揺れぬ炎天に果てることなく降る蝉しぐれ
19
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まぽりん
ひとすぢに頼みけるかな我ならで結びし紐の解かじものとは
27
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芳立
うつりゆく世とばかり見るわが庭のひまはり咲きぬ夏のかたみに
5
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紫苑
亡きひとの魂をおくるか水いろのてふ一頭のまふ長崎忌
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