コタローのお気に入りの歌一覧
夢士
テンツクツ親子揃ひて豆絞り爺と婆とは山車の引き綱
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夢士
吾も歳優先席を譲りしが当然顔で座りし妊婦
8
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夢士
中秋の月の灯りに導かれ先逝くきみを見送りて今
12
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源 漫
鞠持てば遊ぶ子供に投げ返すいつぞやなくす楽し思ほゆ
2
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源 漫
墓原へ歩きつづける道の辺の彼の岸の花咲きつづくかな
1
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吉野 鮎
蒲公英のわたげ花鞠やまの端に浮かせたさまの十六夜の月
17
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滝川昌之
名月は雲の隙間に欠片だけ飯に埋もれた栗ほどの黄よ
18
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滝川昌之
カレーなど作り過ぎては子らのいた日曜夕餉に妻戻りゆく
16
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滝川昌之
敬老の赤飯配る町内に独居多しと再認識し
15
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詠み人知らず
竹籠に穂薄を活けて窓際に今宵の月の差しくるをまつ
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詠み人知らず
仲秋の仄かに揺れゐる薄穂の今宵の月にと花瓶にさしたり
13
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詠み人知らず
尾花剪り秋の風情を活け見れば月の明かりが恋しと撓う
17
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詠み人知らず
路地通り日は強くとも風は秋ふうせん葛の黄ばむこの頃
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詠み人知らず
生き方は一途な方かな老い先のひたすら今を賢明に生く
16
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可不可
ひりひり 火照る素肌を月光に浸して漂白 ひんやり
4
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可不可
ドーヴァーを渡る先がけヴィヲロンはラヂヲの粗い波間に響き
5
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可不可
それだけで溺れてしまふ雨音に両耳ふさいでも避難所
8
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恣翁
跫音とともに 艶めく江戸褄の後姿の 階に消ゆ
16
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恣翁
改札の床材の目地 雨傘に突きつつ 誰を女や待つらむ
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恣翁
訪ひし女の 木の下風に 後れ毛を乱されまじと 無意識に撫づ
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