秋日好のお気に入りの歌一覧
桐生賄
玄関の 小さな蕾の フリージア 日光浴びて 徐々に綻ぶ
15
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麻
春の夜の窓を見やれば梅が枝にもる十六夜の月のかげかな
17
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麻
山間に無垢な霞をたなびかせ春の舞台はととのひにけり
12
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麻
夜もすがら降れるなごりの雪なれど触れては融けて露と消ゆらむ
14
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麻
あま翔けて君にあいたし飛梅の主人を慕ふその心ほど
24
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コーヤ
佐鳴湖に寄り添いながら誇り咲く河津桜は春を愉しむ
18
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コーヤ
匂い立ちしだれて咲きぬ白梅の花の優しさ母を重ねて
21
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コーヤ
昼下り苺スイーツともとして夫と語る言葉花咲き
18
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只野ハル
灯心のまだ消えぬ火は紅けれど火舎の曇りを拭う手のなく
16
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Chico
春の陽のところ斑の夢前の川面揺ららの夢見鳥なる
27
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佐藤水村
優先席老婆ふたりの他愛なき話弾めり小春日の午後
24
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佐藤水村
青空の高きにさやぐ竹林 海波の如迫り上がりつつ
6
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佐藤水村
狭霧立ちやがてそぼ降る雨脚の急ぐ夕べとなりにけるかも
7
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灰色猫
吹き消せど 燃ゆる魔性の 火を抱きて 人は恋路を 彷徨う運命
46
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舞
通勤の駅階段のその背ごと負う荷のありて皆登りゆく
26
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恣翁
ウマヅラの 青き尾鰭に入り交じり キスの飴色 濡れて目立てり
23
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デラモルテ
春雨の上りて射しぬ朝影に東風吹きわたり叢雲飛ばす
15
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inosann
こもる子の六畳一間の一部屋は一生かけてさすらう世かな
14
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詠み人知らず
おぼろ月今宵は吾を慰めよ心たゆたふ浅き夢みし
27
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恣翁
糸月は 消すに雫の足らざれば 胸の熾火に燻されて在り
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