KENのお気に入りの歌一覧
時計台
不思議なり 同じ一首で啄木は 五十字以上の心象詠う
9
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ななかまど
コンビニは優しくなりぬ個分けにて惣菜くだもの数多を揃え
8
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横井 信
平凡な休みは終わりひとひらの花の栞をやさしく挟む
12
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舞
父母にも記念日ありて子の知らぬ思いもありてともに歩むか
7
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へし切
愚かにも 悪しき歴史の韻を踏む 奢れる者の夢は見果てぬ
14
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ながさき
風に咲く 華の如くに 舞ひ踊る 季節たがわぬ なごりの雪よ
10
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滝川昌之
子の街へ旅の支度をする妻の鼻歌で聴くビバルディ「春」
14
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うすべに
色なくす雨の枯れ野のさみしさは しょげた土筆と閉じたたんぽぽ
7
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波端
夕闇のうす紫に身を染みて星と列なるはなにらの花
4
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横井 信
読み終えた本の余韻を引きずって真夜中に聞く星のささやき
14
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ななかまど
寒もどり墓参の人のまばらにて心配しおり奥津城の春
12
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へし切
仕合わせと つくづく思ふ日常の 孫の笑顔と 恙無き身と
11
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滝川昌之
アルプスに戻るセンバツ甲子園 生のブラスが春風にのる
11
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恣翁
停電の夜に花咲く燈心よ 延べたる夜具を 細々点せ
13
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横井 信
咲き誇る花を受けとる街頭の春の乙女のやわらかな笑み
9
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ななかまど
大地震にあの日のことを思いおりスノードロップの花咲きはじむ
10
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ながさき
食糧の 供給網を 爆撃し 病院占拠 人質にとる
10
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へし切
退屈な日々の暮らしも 無事なれば 是、幸いとひとり語らふ
11
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時計台
見はるかす 淡路を映す海原に 光たはむれ やはらぎ渡る
9
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滝川昌之
川沿いに屋台が出れば夜桜は小さな町の短き春に
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