秋日好のお気に入りの歌一覧
くらら
満天の 星は各々 輝けど 光の強さを 競いはしない
22
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恣翁
読み返す 妻の便りの短くて 「早く帰れ」と 書かれたるのみ
31
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夢士
蟻の巣や流れ込む雨おびただし小さき命救ひやらむと
20
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南美帆
通勤の途中ちらりと見える海広さ碧さに救われている
8
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舞
有明の月もつれなく返し着る衣かいなき夏の短か夜
15
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夢士
背のリュツク胸の幼子手の荷物道行くパパのネクタイ青し
19
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恣翁
湾を抱く 連なる峰は 襯衣の襟 止むる釦ぞ リオ港なるらむ
19
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へし切
五月雨にぬれて四葩のなほ青くいにしへ偲ぶあじさゐの寺
24
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恣翁
賽銭の 青く錆びたる五円玉 散りぬる 円き木の葉に似けり
21
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舞
酔い歩むビル谷の底寂しさに空見上げれば雲に閉ざされ
13
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林林
梅の実にくちづけされて氷砂糖陽炎揺らし身を溶かしゆく
24
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夢士
霧雨を集めて花の色深し紫陽花つづく街の細路
22
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月虹
小雨にも大きな傘をさして行くいつか貴女と出会う日のため
61
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舞
ポスターの水着娘の涼しげなおへそ笑くぼの愛しき夏くる
12
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林林
隠し持つまろみはあなたの口の中でしか見せないドクダミの意地
18
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林林
「わからない」つぶやく少女の落とし物湖面に浮いてくるのだらうか
24
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詠み人知らず
しめ鯖を今宵はじめて美味しいと舌がつぶやく六十路の吾の
24
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へし切
人の道 歩めば兎角行きがたく 媚びへつらうも之もまた道
26
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月虹
君恋ふる想ひは鐘を突くが如夜に鳴り響く雨をも砕ひて
71
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舞
原爆のドームに雨は音もなくたたずむ傘はみな薄墨に
20
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