青き銀椀のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
湯船からまだ人肌の菖蒲出し ゆく季節(とき)を知る夏の立つ朝
23
もっと見る
ななかまど
鯉のぼり五月の風を呑み疲れ竿にもたれて干物となれり
5
もっと見る
詠み人知らず
陽光のさやけし朝の麗しき新緑まばゆし夏は來にけり
9
もっと見る
舞
君の名をノートの隅に書いて消し授業の合間盗む横顔
13
もっと見る
び わ
風静か桜散りゆき五月晴れ東の空に朝陽輝き
6
もっと見る
灰色猫
憂う日も晴るる日もあり身のままに風に吹かるる花にあれせば
23
もっと見る
千映
すいすいば 喉の渇きを満たしたり宇治川の土手滑走楽し
5
もっと見る
横井 信
クスノキをくすぐる風に駆けあがる展望台でつなぐ手のひら
15
もっと見る
夢士
うたのわの里も若葉の風薫る久しく離れ立ち寄りて今
18
もっと見る
コタロー
アメンボが水面に脚を廣げたる跳ねて進めどスーと流され
7
もっと見る
ななかまど
一年に一度の試行始めんと念じたる水田へと導く
10
もっと見る
滝川昌之
「たまに来る実家はいい」と泣けるよなセリフを置いて子は帰りゆく
23
もっと見る
コタロー
鯉幟大きく靡く子どもの日父母笑ふ遠い思ひ出
6
もっと見る
詠み人知らず
背くらべ柱のきずの古りし跡 なぞる息子もすつかり親の顏
10
もっと見る
び わ
弟が吾が健康を心配し「兄貴元気」と励まし電話
8
もっと見る
春咲
吾子を抱き初めて迎へる端午節 鯉も兜もいとど誇らし
15
もっと見る
舞
遠い日の少年の見た空は無く夕日に歩むモノクロの街
13
もっと見る
千映
変化する庭のそちこち春うらら生きている花わたしも今日も
7
もっと見る
へし切
年ごとにわらべの数の減る国の何か祝いのうれしからまし
22
もっと見る
KEN
風薫り 鳥謳ふ奧 啜り泣く 林檎の花の 降り積む苫屋
15
もっと見る
[1]
<<
96
|
97
|
98
|
99
|
100
|
101
|
102
|
103
|
104
|
105
|
106
>>
[124]