bellのお気に入りの歌一覧
佐々一竹
薔薇色の薔薇を求める旅だった茨の道は承知の上で
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佐々一竹
あしたにはほんとのことが言えそうだ小さな小さな一歩を踏もう
10
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佐々一竹
微睡めば数多の人が通り過ぐ裏切られたる数に等しく
12
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佐々一竹
鞦韆がまだゆれている君はもうずいぶんまえに降りた筈だが
14
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佐々一竹
琥珀から溶け出す夢の一片を天眼鏡で探しもとめる
15
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メガネ
冬空の雲間に見ゆる月白く吾を貫く光ひとすぢ
19
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紫苑
己が身のかげを見つめし若き日に朝の光を「酷し」と訳す
8
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紫苑
とし経りて蹉跌のゐたみ知ればこそ秘を告るひとを容れむとぞ思ふ
9
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紫苑
「あと一杯」砂を注げり 慾ゆえにすべて崩るることを知りつつ
15
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紫苑
抗へどはや飛ばじとて蝶凍つる命を燃やす恋なきままに
11
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紫苑
魚捌きつつ思ひをりそのかみの斬首の刑の酷きことなど
7
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紫苑
死線越え樹下に黙する人びとにめぐみ降らせよあしたの光
8
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紫苑
息をつめるごとき時間を過ごし来て瞼に風と陽光のいとほしき
8
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紫苑
まことなき徒花としてみづからに緋文字の衣をまとふ闇月
11
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紫苑
なまくらに折り合いをつけうた詠めば己が身を削ぐ傷の錆びつく
17
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紫苑
何をいかにしたきか己視えぬまま喉元の熱き固まりを呑む
10
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紫苑
蒼冴ゆる罪の蓮華を背負ひつつ我は歩まむいのち尽くるまで
8
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たんぽぽすずめ。
容赦なく砂金を散らす産声の朝に歌人であれば躊躇う
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リンダ
オンナとは象徴たるもの女神から般若への道、迷いなく行く
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リンダ
脇役のかすみ草にそそのかされ深紅の薔薇が愛を告げてる
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