さいおんのお気に入りの歌一覧
恣翁
徒に春宵更けて 老いぬとも いま酣の花影を恋ふ
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仙人の弟子
夜の街 雨しとしとと 傘もなく 頬を濡らすは 悲し涙か
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へし切
卯の花の散れば惜しみか いもせ鳥 鳴く声聞けば恋ひし妹はも
11
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佐藤水村
休日の昼の混雑上野駅過ぎて休らふ鶯の谷
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天野まどか
夕焼の空に拳を突き上げるごとく鉄塔黒々と在る
4
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恣翁
薄れ日に 青味を帯びて緻密なる 半透明な羊羹の肌
8
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ブー太郎
煙草屋の 灯りに浮かぶ 店番に 静寂の音 今日も感じて
6
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艸介
こぼれ落つブルーハワイの青色に さす夏影の忘れ難きや
5
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ななかまど
五日ごと季節が進んでゆく候にいつしら蛍は飛び交いており
14
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痴光山
あぢさい園見渡す花鞠それぞれに いろ移り初む梅雨を待ちかね
6
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横井 信
残業で疲れてるけど眠れない風の届かぬ蒸し暑い夜
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舞
夕焼けの彼方にあるやオリンポス神々の棲む地図に無き街
8
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恣翁
二片の 薔薇の紅の花弁が散れる 机上の詩集の表紙
12
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茂作
色變へることも忘れずあるじ無き 家の紫陽花いまさかりなり
15
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Aquarius
柵の無いビルの屋上怖々覗き込んだ死の静かな世界
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へし切
梅雨入り前と言うに陽ざしは燦燦と連日連夜の夏日に堪ふ
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ななかまど
嶺に咲くハクサンイチゲの気高さよ清楚な白は雪より白し
11
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KEN
吹き閉ぢて悔ゆる形の雲に射し月灯は散りぬ 青嵐の後
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硝子
遠き春思ひもかけぬ五月雨やふりゆく我が身つひに流れじ
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秋蒔こむぎ
君の手をとれたらきっと楽だろう雨の向こうに移り気の花
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