滝川昌之のお気に入りの歌一覧
KEN
あの頃の塵ほの舞ひぬ窓の陽に 表紙の夕陽褪せゆく本の
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痴光山
青葉なか「へら池」の広く 黒々と 映す樹影に 水脈ひく真鴨
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兎桃
物喰わぬ息子に「死ね」と罵倒さる嫌いで良いから食えと応えぬ
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夢花火
巡り行く 夜の狭間には 罠があり 翻したは 蝙蝠傘
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恵雪
野辺座り白詰草の花輪編みし幼き日々は遠くなりき
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へし切
さみだれの涙しぐれと降りぬればしのぶの山にかかるおもかげ
10
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茂作
死ぬといふ大事を殘し瓜を食む 夏の夕べはおだやかにして
9
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び わ
サボテンが一夜で大輪白き花一輪だけが初夏を楽しみ
4
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横井 信
ドクダミの白い花弁はちらほらと雨の降り出す気配に揺れる
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兎桃
里山に遊ぶ童ぞ今はなき桑の実黒く熟れるといふに
6
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リクシアナ
十四の夏のホコテン有線のフォークリズムに乗るベルボトム
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仔柚
花束は照れて買えない人だけど目を見て「好き」と言ってくれるの
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美生子
母さんの住んでた頃は桃色の木槿咲いてた生家の庭よ
10
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へし切
孫来たる今日は素敵な一日にちちんぷいぷい魔法の笑顔に
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リクシアナ
わかみどり弥増す枝に風ぬけて早苗田ゆるる閑なる里
10
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継海
おしゃべりな白きカラーの花丸く五月雨の午後シジュウカラ来る
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桜田 武
過ごしやすき大気に眠りは深く春の夢はウ軍の反転攻勢
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桜田 武
若き頃母の日意識の記憶なし年降るにふと思う至らなさ
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桜田 武
居間の愛犬の遺骨を土に帰す眼と心に沁みる骨の白さ
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音蔵 雅秀
寂しげに 白き月浮く 青空に 早や駆け足で 春は行くらし
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