秋日好のお気に入りの歌一覧
音蔵 雅秀
君がため 言い聞かせれど不憫さの 先に立つかな 施設のわが子
2
もっと見る
恵雪
忙しさに追はるる吾子も見上げなむ やはらかに輝る朧月を
8
もっと見る
恵雪
包丁を入ればすっと胸のすく 紫紺より出づ茄子の白きに
11
もっと見る
へし切
恋ごころ消えて久しい老いの身にふと灯をともす君がおもかげ
14
もっと見る
へし切
父親は母親代わりも出来ぬもの妻亡き後の擬きの半生
14
もっと見る
へし切
名を違へ可憐なる花いぬふぐり生きねば生きねばとなほ蒼い
12
もっと見る
只野ハル
信号を待つ間に浮かぶあれやこれ車の風にかき消されてく
6
もっと見る
只野ハル
用水路甲羅干しする亀のそば鯉ものんびり泳ぐ昼下がり
4
もっと見る
只野ハル
お互いに拍手し合って嬉しくてLINEで送るありがとうです
3
もっと見る
ななかまど
芍薬が両手をひろげ咲き誇る見ごろですよと亡母に伝える
12
もっと見る
ななかまど
湧きあがる緑の樹々の葉裏から気の降りそそぐトンネルをゆく
14
もっと見る
ななかまど
霧雨が青葉を濡らし振り継げば外へ誘う心湿りおり
12
もっと見る
ななかまど
夏の夜は短かすぎます恋焦がれ恋歌に灯す線香花火
14
もっと見る
横井 信
固まった畑の土を耕して夏の野菜の花を見つける
13
もっと見る
横井 信
芝犬のひょいと越えてく田園の初夏の小さな青い水溜まり
11
もっと見る
恵雪
特急の車窓に流る早苗田の水面 夕陽にきらめきてをり
9
もっと見る
恵雪
雨上がり雑草を刈る音と青き香を纏ひ帰らむ初夏の道
10
もっと見る
恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
15
もっと見る
横井 信
踏み切りをゆっくり渡る耕運機五月の風が追い抜いて行く
11
もっと見る
へし切
夕闇に浮かぶカラーの花白くワルツを踊る姿にも似て
12
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[1491]