うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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弗素
病室に漂う分子 死のにおい ビニール越しか 滲む物体
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京都次郎
ふむふむと 好きなうたびとの 好み読む 読書の質にも 影響与えり
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車男
近き日に 吾の想いしことを観て ひとが逃げ出す予感するなり
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やじまっく
同僚とサシツササレツしただけのことで浮気と決めつけられて
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卯月
おばさんがばあちゃん責める通夜の席 じいちゃん聞かずに眠っていてね
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紅団扇
見え透いた 嘘をついてまで 守りたかったのはあなたの幸せ
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紅団扇
いつの世も 女三人集まれば 井戸がなくとも 井戸端会議
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伊織
三次元の中では一番好きだよと言われてみれば嬉しいものだ
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伊織
臘月も十日が経てば恋人によいお年をと告げられている
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伊織
詠んだのに思い出せない句があって駄作だったのだろうと思う
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鷹雪
またあした 笑った明日 泣く明日 いつかの明日 もうない明日
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弗素
横顏を盗み見るため四苦八苦 気づかれたい気もするんだけれど
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智御前
ねぇ貴方 何時になったら お迎えに また夢の中 約束をする
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樽呑悪戯心
愚かにもルビを振るのを間違えて訂正できずハガユクモある
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樽呑悪戯心
ハガユクモたぎる思いに身を焦がし臥薪嘗胆耐え忍ぶ冬
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詠み人知らず
優しいんだねって君は泣きながら笑ってた 僕じゃダメかなって言えなかったよ
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只野ハル
ブランデー 燃ゆる熱さが降りて来る 次のページに進めなくなる
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只野ハル
テキストの快楽深く 映像の届かぬ闇に 沈み行く夜
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笑能子
ふんわりと遠くの山は湯気の中ただ穏やかに世事から遠く
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東大寺
三日月の 見えない方が 好きと云う 想像力を 無限大にして
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