うたの一覧
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竹本未來
広大な大地に生まれた私に路地猫が説教をする夢
11
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竹本未來
人生の中間地点とするため浮遊感情洋灯に灯す
11
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久地宗吾
その右手ふれるべからず左の手ふたつは別に生きているから
7
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銀ねず
どうせ死ぬ僕たちだからそう言った君が一番驚いている
2
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浅草大将
夏萩の咲くと見えねどみやぎ野は千代の古城に青葉繁れり
3
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リンダ
雨の日は癖毛の先が不対称フロントガラスに写る憂鬱
2
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ほたる
逢えぬ日が続けばワインのように君は わたしの中で熟成されゆく
3
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リンダ
母の日も誕生日さえ忘れられ中途半端な感慨を抱く
1
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リンダ
やめようと毎回思う別れ際 笑顔の裏を嘘で固める
0
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栞
つらくてもきみがしあわせならいいよ なんて口が裂けても言えない
2
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栞
正解は自分で決めるものなんて急に言われて戸惑うわたし
0
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リンダ
連れ合いの居ない左の薬指、風邪引かぬようダイヤで飾る
4
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リンダ
畳まれて小さく薄くなりながら依存度増して何度も開く
1
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詠み人知らず
積もりゆく仕事は次第に地層なし時々ジュラ紀のあたりを掘り出す
3
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東大寺
甘夏の 季節が過ぎて 雨になる 時の流れは それだけのこと
7
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メイ美
病院で過ごす母の日 枕元に似合わぬ 二輪の鮮やかな赤
1
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東大寺
幸福の 文字から見える 空しさは やがて心に 広がり染まる
7
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詠み人知らず
天空の 柔らかな温もり こんな日は 仕事を抜けて 昼寝をしたい
2
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虫武一俊
なにごとも本気でやれって父さんは言ったよね いま、全力で逃げてる
6
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螢子
恋のうた詠いたいけどできなくてもう少しだけもう少しだけ
1
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